発電所の設備
Power plant equipment
国内最大級、
最高レベルの発電効率を誇る
小名浜バイオマス発電所
発電所の特徴
出力75,000kW、国内最大級となる木質バイオマス専焼発電所
幅広い燃料に対応できる循環流動層ボイラ
循環流動層ボイラはバイオマス、木屑の他、廃プラスチックや廃タイヤに代表される産業廃棄物など幅広い燃料に適応し、その中で当社は、CO2排出量が実質ゼロとみなせるカーボンニュートラルな燃料であるバイオマス燃料のみを使用し、資源循環型社会のニーズに対応します。また窒素酸化物、硫黄酸化物、ばいじんといった環境汚染物質の総排出量が少なく環境に優しいクリーンなボイラです。
小名浜バイオマス発電所の仕組み
図をスライドさせてご覧ください。
※画面から指を離して約2秒後、縦にスライドすると縦スクロールしやすくなります。
主な設備諸元
区分 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
設備仕様 | 出力 | 75,000kW |
発電方式 | 汽力(木質バイオマス) | |
ボイラー型式 | 循環流動層ボイラー(CFBボイラー) | |
排気筒高さ | 約59m |
設備仕様
出力 | 75,000kW |
発電方式 | 汽力(木質バイオマス) |
ボイラー型式 | 循環流動層ボイラー(CFBボイラー) |
排気筒高さ | 約59m |
主要経緯
2016年7月
エア・ウォーター株式会社が本発電所建設に係る環境影響評価の方法書届出
2017年11月
「エア・ウォーター&エネルギア・パワー小名浜株式会社」を設立
2019年1月
建設工事着手
2021年3月
竣工
2021年4月6日
営業運転開始
2023年1月
会社名を「エア・ウォーター小名浜バイオマス電力株式会社」に変更
発電所の設備紹介
燃料棟
バイオマス貯蔵バンカ
循環流動層ボイラ
バグフィルタ
蒸気タービン・発電機
電気室
冷却塔
中央操作室
番号をクリックすると設備の説明が表示されます。
1.燃料棟
2.バイオマス貯蔵バンカ
3.循環流動層ボイラ
4.バグフィルタ
5.蒸気タービン・発電機
6.電気室
7.冷却塔
8.中央操作室
発電用のバイオマス燃料である木質ペレットは、小名浜港より荷揚げされたのち、発電所構内にある燃料棟へ運ばれます。 もう一つのバイオマス燃料であるPKSも同様に小名浜港より荷揚げされ、敷地外の保管倉庫に一旦貯蔵されます。
木質ペレット及びPKSはそれぞれの受入ホッパに投入され、搬送コンベア上で合流し、バイオマス貯蔵バンカへ搬送されます。
運ばれた燃料は循環流動層ボイラで燃焼されます。バイオマス燃料と共に供給する珪砂が炉内で循環流動することで、効率的な燃焼が行われ、高い燃焼効率が得られます。その時、ボイラの熱により高圧の水蒸気が発生します。
燃焼によってボイラから排出されたガスの中の微細な粉塵等をバグフィルタで除去してクリーンにします。
循環流動層ボイラで発生した高圧の水蒸気がタービン棟に運ばれ、出力75,000kWの発電機を回して発電を行います。
発電された電気は送電線を通って、すべて東北電力へ送電されます。
工業用水を利用した循環冷却方式の冷却塔。海水の取水や冷却後の多量の温排水を排出ぜず、構内の排水処理装置により水質処理・管理を行ったのち、排水しています。
中央操作室で発電所の運転管理・制御を行います。